介護福祉士の仕事をしている人ならば、2025年問題は他人事とは思えませんよね。自らの仕事に大きく関わる問題であり、すでに10年後を見据えて介護福祉士の役割が大きく期待され始めています。もちろん介護福祉士自身の資質の向上も求められており、チームケアの一員としてなお一層努力することが必要です。高齢者が増えることで益々人員は不足することが予想されますので、介護福祉士として自らスキルアップに取り組む準備をしましょう。
医療機関において、医師や看護師が不足しているという話しはよく耳にしますが、普通に生活しているとなかなかそれを実感することはありません。もちろん2025年問題もなかなか自分のこととしてとらえるのは難しいのが現状です。そこで厚生労働省が実施している推計の結果をご紹介したいと思います。推計によると、10年後の2025年には介護職員が30万人も不足するということが明らかになりました。ここでは統計とともに厚生労働省による介護職員の人材不足対策について紹介したいと思います。
これから超高齢化社会を迎えるにあたって、介護は老若男女誰にとっても無視できない問題となります。実際に介護職員が不足することになれば、家族が高齢者の介護をすることになるかもしれません。現在、介護をされている人もいるでしょう。そのため、介護に関する知識を深めておくことは将来に向けて大切なことです。そこで手始めに介護に関する本を読んでみてはどうでしょうか?オススメの3冊をご紹介しますので、ぜひ読んでみましょう。
特別養護老人ホームは在宅介護が困難な要介護者が入居する施設ですが、デイサービスやショートステイといった短期間の利用も可能となっています。そんな中で看護師の仕事は利用者の健康管理がメインとなりますが、もちろん食事や排せつの介助等の介護業務も行って入居者の生活のサポートを行います。
介護老人保健施設は介護が必要となった高齢者の自立を支援し、リハビリ等で家庭に復帰できるように支援する施設です。入居対象者は病状が安定して入院の必要のない要介護者で、看護師はその人たちの健康管理を中心に病状が悪化したときに医師から指示を受けて対応をしたり、病院への付き添いをしたりといった仕事をします。
看護師を必要とするのは病院だけではありません。地方自治体が運営する介護施設も民間運営の介護施設もその規模によって看護師を常勤させることが義務づけられているのです。その結果、ただでさえ不足している看護師は引っ張りだことなっています。今後の超高齢化社会の到来を見据えたとき、病院、介護施設とも看護師の確保ができるかどうかが死活問題となってきます。
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介護老人保健施設で働く30代後半の看護師です。看護師の仕事は県内の中規模病院でスタートしましたが、結婚出産を機に病院を離れて、子供が保育園に入った昨年から今の介護老人保健施設で看護師として再就職をしました。病院に比べて勤務時間に余裕のある仕事ですが、高齢者の方の介護や看護をする毎日は病院時代とあまり変わりません。充実した設備の施設だけに入居待ちをしている高齢者の方が沢山います。今後、ますます高齢者が増えることを考えるといろいろな問題点が見えてきます。